勘定科目の選び方

経理担当者からよく訊かれます。

正解は一つではないことも多い

・従業員が飲むためのウォーターサーバーの費用は福利厚生費?消耗品費?
・税理士報酬は支払手数料?支払報酬料?諸謝金?
・ノベルティのクリアファイルの製作費用は消耗品費?印刷製本費?
・クラウドソフトのサブスクリプションは通信費?消耗品費?

このように、「勘定科目はどれですか」という質問を経理担当者の方からよくいただきます。
経理担当者が代わったときに、「前任者が〇〇費で処理してきているけれど、△△費が正しいのではないか」と訊かれることもあります。

実はこのように、2つ以上の勘定科目で「どれが正しいのか」と迷うときは、「どれも間違いではない」「どれも正しい」ということが多いです。
「どちらでもいいので、●●さんがしっくりくる方でいいですよ」とお答えします。

独自の勘定科目を作ってもよい

独自の勘定科目を作ってもかまいません。
たとえば、さまざまなクラウドソフトを使っていて、その費用が多くなってきたら、「システム利用料」といった勘定科目を作ってもかまいません。
あるいは、特定の委託費の重要性が高いのであれば、「〇〇委託費」を作ってもかまいません。
一般的な勘定科目と違う項目で予算を作っているなら、予算の項目をそのまま勘定科目にするのもありです。

ただ、「役員報酬」「給料手当」「旅費交通費」などは、どの法人でも共通した勘定科目なので、あまり変えない方がいいでしょう。それ以外については、試算表や決算書で知りたい情報が見やすいように、あるいは管理しやすいように、勘定科目を変えてしまってかまいません。

決めたら継続して使う

上で書いた「どちらでもいいので、●●さんがしっくりくる方でいいですよ」には続きがあります。
「しっくりくる方に決めたら、今後はその勘定科目で継続してください」とお伝えするようにしています。

どちらでもよい、変えてもよいからといって、コロコロ変えてしまうと、過去との比較がしづらくなります。
この費用はこの勘定科目だと決めたら、それを継続することが大事です。